第152話 ガッシ〜ン

何が悲しいって、アレだ、
アレが一番悲しい。
父親の性欲を目の当たりにした時が一番悲しい。

『手の甲とヒジはセーフ』っていうのがうちのオトンが昔から言い続けていることであり、
まぁ、世の中の真実なわけですが・・・

おもくそいっとるがな!

ガッシ〜!いってもうとる、
服の下からガッシ〜ン!
アウト〜!おとん、アウト〜!
来月なんですけども、去年亡くなったおばぁちゃんの納骨するんですけども、
ついでにオトンも納骨してやりましょかね。
ちょうどタクアン入れてたタッパがあくんでね、
それに入れて納骨したいですわ。
やっぱり透明の容器では具合悪いんですかね、
その辺に詳しい方いたはったらご教授願います。
まぁ、具合悪い言うたかて新しくオトン用に容器買うのももったいないんで、
今ボクのつこてる弁当箱にでも入れて納骨しましょかね。

それはそうと、ちょっと考えられへんことを最近知りまして。
二月に双子の兄が結婚した、いう記事書かせてもろたと思うんですが、
結婚式を大々的に開きまして、
新婚旅行はフィンランドでしたか、
オーロラを見る、言うて行ってましたが、なんと・・・

あの二人まだ結婚してないらしいです。

何を考えてるんでしょう、まだ籍入れてないんですって。
ちょっと考えられません。
何をボヤボヤしとんねん、
何をボヤボヤすることがあるねん!
祝儀包んだのに!
まぁ、身内ですからね、
ひと月分の給料包みましたよ、
ひと月分の給料11万円全部包みましたよ!

包んだだけですけど。

渡してませんけど。
包んでみただけですけど。
一円たりとも渡してませんけど。
なんっすか、文句あるんすか、
え?ひと月11万円てどうやねん、て?
いやいや、ひと月11万円あったらまぁまぁ贅沢できますよ。
ボク税金と保険と年金をちょっとオマケしてもろてるんでね、
なんやったら家賃の方もだいぶオマケしてもろてるんでね・・・

バイト週3にしよかな!


(ガッシ〜ン!)