2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第二十九話  最良のシナリオ

お父さんが聞いてきた。 「今、この保険のお金もろたら100万円やねん、オレが死んでからもろたら300万円貰えるねんな、今すぐ100万円が必要ってゆうわけやないから寝かしとこう思うんやど、どう思う?」今すぐ死んで300万円もらうっていうのはナ…

第二十八話 バカなだけなのに

先日なんですが久しぶりに前の職場に野暮用で顔を出しまして、 ボクの27年間の人脈をたぐりよせても三本の指に入るであろう逸材と再会をしました。 彼はエグチくんと申しまして。 とにかくよく間違うんです、 それがまた残念な間違い方でして。 商品につける…

第二十七話 哀しき夕べに

もう、世の中何がどうなってるのかホンマわかりません。 原発もこれはどうやらエライことになってるようですし、 プロ野球も平気でセ・リーグ対パ・リーグやってますし、 六月やのに豊岡では39.8度を記録したようですし。。。 こんな何が起きても変じゃない…

第二十六話 蒼い夏

今年の夏はホンマに自由です。 仕事も宿題もない夏休み、バツグンだね! 中学二年生の夏。 宿題も中間テストもあったけど最高やったあの夏。 教育実習の先生が来たあの夏。 サワダ先生の白いブラウスから見える黒いブラジャー。 ボクたちの脳ミソはチンポコ…

第二十五話 大人になったら

ひと頃から比べるとボクも随分丸くなりました。 もう尖りまくってましたもんね、あの頃。 人に「消しゴム貸して」と言ってはシャーペンについてる消しゴムを使いまくってましたからね。 恐れられたもんですよ、 「松井が来たぞ、それ!シャーペンを隠せ!」…

第二十四話 猿蟹合戦考

胸が痛いです、 馬のウンコ仲間にしないかんかったカニの気持ち考えると。 薄過ぎます、層が。 チームの層が。ハチ、臼、栗、馬糞て・・・。 (あかん、腹立ってきた) ハチはまぁエエわ、オマエはこい。 栗と臼とウンコは来んなよ! オマエとオマエとオマエは…

第二十三話 プレイボール

普段ムッチャ大人しい犬に吠えられた、 そんなあなたに送りたい。コンビニで少年ジャンプ立ち読みしてたら人がどんどんきてあれよあれよとエロ本コーナーに追いやられた、そんなあなたに送りたい。イカの丸焼きが食べたくて『イカ焼き』を注文したら粉もんの…

第二十二話  パーティーはそのままに

お父さんは仕事を休んだ。 松井家すき焼きパーティーの日お父さんは仕事を休んでパーティーに参加した。その日昼からお父さんはキッチンに立った。 腕をふるっている。 パーティーにむけて腕をふるっている。 8流とはいえ料理人のはしくれである。 (はしっ…

第二十一話 悪夢

悪夢って見ます? みなさん、悪夢って見はります? 大学の単位落とす夢(見ます、見ます、あれは冷や汗かいてます) 何者かに追いかけられてる夢(うん、うん、怖い!怖い!) 深い穴にどこまでも落ちてゆく夢(あ〜、心細い!怖いですよね) しかし、ボクに言わせ…

第二十話 ザリガニ

ザリガニってどうなんかな? ザリガニってどうかと思いますよね。 完全にエビですもんね、 カニって言うてますけど、あれ完全にエビですからね。 カニや言うて偉そうにしてますけど、 見た目が完全にエビのソレでしょ。 だいたい『ザリ』ってなんなんですか…

第十九話 カブトムシ

カブトムシってどうなんやろ、 カブトムシってどうなんかな?って思いますよね。 あんないかついルックスやのに甘いもの好きですからね、 ペットショップにカブトムシ用のゼリーとかありますからね、 ゼリーを食うかね!ゼリーを!虫のくせに! 世界ガッカリ…

第十八話 通信記録

ここにある通信記録がある。 男「18日、阪急長岡天神に6時集合で!(もちろん夕方のやで)」 女「おっけー!(わかっとるわ!誰が朝の6時に長岡みたいなとこ行くねん!)」 男「色々あるやろ!イズミヤとか(朝9時からやけど)西友とか(朝9時からやけど…

第十七話 吉永小百合

昨日家の近くの焼き鳥屋で飲んでいた。 すると兄の圭太郎氏からメールがあった。 焼酎のボトルキープしたあるから飲んでもいいぞとのこと。 ありがたい、ありがたい。 ビール200円やからビールばっかり飲んでたから、 だいぶきつなっとったん。 ほないた…

第十六話 徒然なるままに

一人暮らしの女友達の家にアイボがおったらなんか悲しい気持ちになりますよね。 (しかも充電中。ゆりえ淋しいんやろな、ははっ) ちょっと大きい子供がベビーカー乗ってたらイラッとするわ。 (オマエはもう歩ける!いつまでもそのポジションにおれると思うな…

第十五話 学生時代

散歩をしていたら窓ぎわの中学生と目があった。ボクは学生時代、いわゆる劣等生ではありませんでした。 なかったと思っています。 いやいや、ちゃうでしょ、ちゃいます、ちゃいます。 劣等生ではありませんでしたって!(ホンマじゃ!泣いたろか!) 大学も四…

第十四話 アイスココアなう

ボクはね、なんの人かって言うたらね、実はバンドやってる人なんですよね。 松井くんと上田くんとサヨナラバイバイズってゆうんですけども。 そういえばこのブログでまだ一回もバンドの話をしてないんちゃうんかなぁ、思いまして。 そもそもこのブログってゆ…

第十三話 犬猫年齢論

犬や猫の年齢を言う時に、 「○歳やで、でも人間で言うたら○○歳」 っていうて、人間の年で言うのやめてもらっていいっすか! 違う、違うぞ、違う! その論法は断じて違うぞ! 確かに犬や猫は15年くらいで死んでしまうでしょう。 しかし、その15年なり20年を人…

第十二話 ホタルを見に行こう

昨日、ホタルを見に行ってきた。ケイゾウくん、シンノスケくん(キングブラザーズ)アチャコさん(マッカーサーコンチ)リー君家族(バルバ)、奈良のかた(スミマセン、名前・・・)かをり(十三の狂犬)みさきちゃん(かわいい)しまこ(可哀想)ってゆう不思議…

第十一話 千年クジラ

最近暑なってきましたね。 やっと季節が外人に追いついてきた感じですかね。 あいつらはアホやから冬でも半袖ですからね。 「外人ってアホやなぁ」って思うのが、 なんであいつらは日本にいてるのに祖国の言葉を使うんですかね。 なんで通じると思ったんです…

第十話  スピードメニュー

居酒屋行ってイラっとするのが、 まずドリンク注文するじゃないですか、 ほんでまぁ、ザッと焼き鳥、刺身、一品ものとか注文します。 ほな店員(スタッフ)が提案してきよるんですよ、 「お料理お待ちの間にスピードメニューいかがですか?」 それもそうやな…

第九話 ボクの悪意

携帯電話の未送信ボックスに、「壇ノ浦で平家と一緒に滅んだらよかったのに」っていう呪いの言葉が残されていた。 誰に送信するつもりやったんや、 こんなおぞましい悪意をどこに発信するつもりやったんや。 あいつかあいつかあいつやな。(ウソ、心当たりが…

第八話 成立しいひんのやで!

ある日、兄圭太郎が電信柱をじーっと見ていた。 酔っぱらいの立ち小便防止のための赤い鳥居のマークが気になるらしい。 急に、圭太郎が鳥居に手を合わせた。 「どんなところにも神様っていはるねんな・・・」あ〜、違う、違うんだ。 それは違うんだ。 酔っぱ…

第七話 考えようぜ

ストーブがこっちを見ている。わかってる、わかってるんだ。 今だってゆうのは。 今を逃すと完全に仕舞いそこなう。 遅くても七月までには仕舞ってしまわないと。 この際、季節感はどうだっていいんだ。 八月になると打算的になる。 あと二か月もしたらまた…

第六話 遅すぎることなんて本当はひとつもありはしないのだ

遅すぎました、出会ってはいたんですが深く踏み込めずにいたんです。 でもボクは確信しています、 ボクは幸せです、 時間はかかったけどちゃんと出会えたんじゃないか・・・! 真島昌利は言いました、 「遅すぎることなんて本当はひとつもありはしないのだ。…

第五話  納得がいかない

知ってる方も多いと思うんですがボクには双子の兄がいてるんですよね。 第二話にも登場していただいた彼(圭太郎くん)なんですけど。 昔はボクが双子のダメな方で圭太郎くんの方が双子のエロい方なんて言われてたん ですけど、 今ではボクが双子のダメでエ…

第四話 不思議

昨日町を歩いていたらたまたま、なべちゃん(THE・NO、レイニー・J・グルーヴ)と田中くん(こっきり)に声をかけられた。 「松井くん、何してんの?」ボクはうそは言いたくないので「歩いてんねん!」って答えた。 ってゆうか、逆に聞きたい、 こんな時間(夕方…