第212話 夏の終わりに

今年の8月は33日まであったので、
8月最後の日曜日、服部緑地公園にロックのコンサートを見に行ってきた。
お目当てはティッシュ(というバンド) 。

それぞれ一品を持ち寄ってピクニック気分。
出番を終えたティッシュのアマっぺがやってきたので乾杯。
今日のティッシュも最高やったなぁ、
野外で見るのも一段とよかったわ〜、
一緒に来てた友達の中にはティッシュ初体験の人もいたけど、みんな気に入ってくれたみたい。
ティッシュ初体験やった一人のハノちゃんも喜んでいる。
「めっちゃよかったです〜」
友達のバンドをこうやって知らんかった友達が好きになってくれたりしたら嬉しいよね、
「またライブ行きたいです!」
そうそう、こうやって広がっていくんよね、ムーブメントって。
「アマっぺ、男前やな〜」
言うとき、言うとき、どんどん褒めたげて〜、

「アマっぺ男前やな〜、顔でかいけど・・・」


(あんだって〜?)

褒めきらんかい!

最後のやついらんやろ!
「顔でかいけど」余計や!
褒めきられへんのやったら褒めんなよ!
最悪、逆にして、
「顔でかいけど男前」にして。
わかる?
顔でかいが後にくるとやね、
「男前やのに顔でかい」っていう残念感が出てくるやん、
惜しいな〜、はやめて!
あと一歩の男感出てまうでしょ、その言い方やと、
例えば辛い(つらいちゃうで、からいやで)カレーがあったとしようや、
そのカレーを批評するときに、
「おいしいわ〜、ちょっと辛いけど」って言うと、
なんやねん、文句かい、美味しいんやったら黙って食わんかい、って思うけど、
「辛い!けど美味しい〜」
って言うと、
そうやねん、そうやねん、この辛さが癖になるやろ〜、もっと食べや〜!とこうなるわけですよ。
わかります?
『男前やのにも関わらず顔のでかい残念なアマっぺ』と、
『残念なことに顔がでかいにも関わらず男前のアマっぺ』
ほら、どっちが言われて嬉しいですか?

どっちも嬉しないわ!


(あんだって〜?)

残念って言うな〜!

だいたいにして、
「辛い!けど美味しい〜!」のノリでいくと、
「顔でかっ!けど男前〜!」的な?

フォローのつもりか!

「顔でかい」言うてもうてる時点で悪口決定やねん!
だいたいにして、
カレーにおいて辛さって美味しさの一要素やったりするわけですが、
顔のでかさは人間にとってバランスの悪さなわけですから。
よって、今日出てきたカレーとアマっぺに順位をつけるとこうなります。

一位、辛いけど美味しいカレー
二位、美味しいのに辛いカレー
三位、顔でかいのに男前のアマっぺ
四位、男前やのに顔のでかいアマっぺ

と、こうなります。
(とにかくハノちゃんには言わないかんことがたくさんあるねん!)