第333話  緒方余話

皆さんに報告できてなかった事が一つあります。
皆さんをお騒がせしていた、
うちのジョブ場の緒方(仮名)が10月いっぱいで退社しました。
彼を知っていただいている皆さんならば納得してくれると思いますが。
彼とは色々ありました。




(色々・・・)


色々ありましたよ。




(色々・・・)



ホンマ色々ありました。
結局最後は詰め腹を切らされたみたいな形になってしまったんですが。
なんせ何ひとつ満足にできませんでしたから。
しかし、なぜかボクになついとったんですよね。
辞める前とかもしきりに言いよるんです。

「なんだか、淋しくなりますねぇ・・・」



(オマエが右だぞ)


う〜ん・・・そうなんだが・・・
なんで他人事みたいな感じなんだろうな。
オマエが辞めるのにな。
それだと、なんだか、オレが辞める感じみたいな感じになってねえか?
まぁ、バカの言うことだからいいんだけれども。

「たまには遊びにきてもいいですか?」



(なんでだ?)


う〜ん・・・どうだろうな・・・
いや、別にいいんだけれども・・・う〜ん・・・何しにくんだ?
ほら、お兄さんたち仕事してるわけだからさ。
まぁ、そうだな、
淋しいんだもんな。
なんだか、オマエとはさ、色々さ、あったけれどもさ、
オマエってさ、悪い奴じゃないしさ、
いや、すごいバカだけれどもさ、
なんかさ、かわいいやつというかさ、
まぁ、たまにはs・・・

「松井さん、マナラっていう商品あるじゃないですか?」

ん?なんだ?
そうだな、マナラな、あるな、
あるにはあるけれどもさ、今は関係ねえよな、あとにしような、
まぁ、たまにはさ、飲みにいったr・・・


「松井さん、マナラってオナラと一文字違いですね」



(てめぇ・・・おなら・・・)


てめぇみてえな虫けらはオレの前に二度とその面をみせんな!