第十五話 学生時代

散歩をしていたら窓ぎわの中学生と目があった。

ボクは学生時代、いわゆる劣等生ではありませんでした。
なかったと思っています。
いやいや、ちゃうでしょ、ちゃいます、ちゃいます。
劣等生ではありませんでしたって!(ホンマじゃ!泣いたろか!)
大学も四年のとこいってますし、(そのかわり高校も四年行ってますが)
今でも九九は7の段までスラスラ言えますし、
三角形の面積の求め方だって、
底辺の長さが関係してるってことはボンヤリ把握してます。
『1192(いいクンニ)だったね、鎌倉幕府
『ちんこ1467(いじるな)応仁の乱
『894(薬師)丸ひろこですか?いいえ、遣唐師です』
など、年号の覚え方にもアレンジをくわえています。
このように勉強のできたボクですが、
あのみんな必死にやっていた勉強はなんやったんやろ、
と思うことがあります。
社会に出たら絶対に使わない数学の方程式、
肝心なことは教えない歴史教育
何年やっても喋れるようにならへん英語・・・。

でも勉強はつまらなくて役立たずですけど、
学生時代ってゆうのはホンマにエエもんですね。
なにが素晴らしいって一緒のテンションでその時代その時代を過ごした数々の登場人物を思い出すと胸が熱くなります。
学校がなかったとしたらこんな風に昔を懐かしむこともないでしょうし。
中学校の思い出はいつかここでも書きたいなって思います。

初夏の鶴橋にて。
昔を思い出しながら。