第二十四話 猿蟹合戦考

胸が痛いです、
馬のウンコ仲間にしないかんかったカニの気持ち考えると。
薄過ぎます、層が。
チームの層が。

ハチ、臼、栗、馬糞て・・・。

(あかん、腹立ってきた)
ハチはまぁエエわ、オマエはこい。
栗と臼とウンコは来んなよ!
オマエとオマエとオマエは来るなよ!
誘われたとしてもや、
誘われたとしてもやぞ!
「ボクみたいなもんいいですよぉ。」って言えよ!
練習しよか、練習しよ。
はいっ、言うてみて、
「ボクみたいなもんいいですよぉ」
ほら、ウンコ!オマエも言え!
オマエが一番大きい声で言う!
あかん、やっぱ言うな、臭い!流れていってしまえ!

カニカニやねん、
カニを誘えよ、カニを!
まずカニを誘いなさいよ。
カニの友達おらんのかい!
情けない、情けがないわ。
カニ友がおらんのやったらおらんで、
エビとか連れていきいな。
なに?嫌われてるの?
ほんで臼と栗とウンコは連れて行くってゆうか『持っていく』の方のカテゴリーやからな。
言いたくないけど、
ホンマはこんな事言いたくはないんやけど、
オマエの死んだ親もまぁまぁアホやったからな。
血は争えへんのですかねぇ!
カエルの子はカエルってか?
ややこしいわ!