第五十一話 弁当業界

そっか!そういう意味があったんか!

あ、すみません、何の事かと言うとですね、
ボクずっとおもてたんです、
お弁当をコンビニとかで買うやないですか、
ほなハンバーグや、から揚げの下にスパゲッティが敷いてある、
必ずや敷いてある。
アレ、まっずいな〜、まっずいのに何で敷くねん、スパゲッティを!
と常々おもてたんですわ。
ほな、テレビ見てたらね、ハンバーグ屋さんが出てきたんですわ。
そこのハンバーグ作るとこからずっとやってて、
最後にスパゲッティを敷いたんですわ。
「最後にスパゲッティを敷いて冷めずらくします」
そっか!そういう意味があったんか!
なるほど、スパゲッティは冷めずらくするために敷いてあったんか!
スパゲッティ敷くことによって最後までアツアツのハンバーグをか、
考えたものやね、なるほど、なるほど・・・

弁当では通用せえへんやろ!

ちょっと感心してもうたやんけ、(なるほど、なるほど、やあれへんねん!)
感心してもた時間を返せ!
何がアツアツのハンバーグや、
弁当のハンバーグやで、サメサメやっちゅうねん!
つまりこういうことか、
ハンバーグにスパゲッティっていうのはハンバーグを冷めさせへんためやのに、
ハンバーグ業界がそういう意味で発明したのに、
アホの弁当屋が本末転倒なことをしよって、
それが慣習になってもうたと、こうゆうわけか!(こうゆうわけやな!)
言うたろかな、
ついでに言ってやろうかな、
弁当業界に言うてやる!

ハヨ発明しろ!チンしても漬物あたたまらへんようにするやり方!

怠けてるとしか思われへんねん、
もう出来てもおかしないやん。
漬物やポテサラ(ポテトサラダ)だけ違う容器に入っていてチンしてもそこだけ熱くならへん、そんな弁当。
アレ嫌やねん、
なんで冷たくてしかるべきものまで温まってしまうんや、
温かいポテサラ(ポテトサラダ)や生ぬるい漬物を食べるくらいなら、
弁当を温めずに食べたい、ボクはそうゆう男なんですよ!
京都から東京まで二時間半で行ける時代ですよ、
なんで温かいポテサラ(ポテトサラダ)を食べないかんねん!
あぁ、怒ってますよ!

こんな感じ。


まさかポテサラ(ポテトサラダ)ぬくなってるだけでこんな怒るとは思わんかったけど。でも呼んで!怖いから女将呼んで!


誰や!セブンイレブンか!それとも、ローソンか!




「・・・・中川か」

(なんで実写?)      
               



中川には優しいんですね。
でもほんまにハヨ作ってね、
ポテサラ(ポテトサラダ)があたたまらへん容器。