第六十八話 人材

こないだ面接行ったんですけど、
「週明けには返事の電話します」って言うてたのにかかってけえへんぞ〜!
明けましたで〜、
週パックリあきましたで〜!
昨日も待ってたんですけどね、
待ち人きたらずですわ。
もしかして落ちたんですかね・・・。
スポンジの数を数える仕事落ちたんですかね・・・?
こいつはスポンジの数も数えられへんと判断されたんですかね・・・?
得意やのに〜!
ぼくスポンジの数かぞえるん得意やのに〜!
いや、スポンジの数かぞえたことないんですけど自信あります!
ボク、スポンジの数かぞえれるんちゃうかな?
ってゆうけっこう大きめ(BIG)の自信あるのに!
数ってね10まで数えられたら後は応用で数えられるものですからね。(実は)
算数は昔から得意でしたからね、
九九なんかも四の段まではスラスラいえますし・・・・。

じらしてんな〜?

はは〜ん、さてはじらしてるな〜、
社長、じらしてますね、ボクのこと。
ためしてるんでしょ、ボクのこと。
スポンジを数える仕事忍耐いりそうやもんなぁ、
社長、考えましたね、
これは入社試験やったんですね!
面接はまだ続いている、と。
こうゆうわけですね。
(社長、恐ろしいわ、我が上司ながら恐ろしいわ、切れ者!スポンジ一つでここまでのし上がってきただけあるわ、孔明か!諸葛孔明か!)
でも社長、そろそろいいんとちゃいますか?
もう計れたんとちゃいますか?
ボクの力、ボクの忍耐力。
社長、見つけましたね、人材を!
一緒にのし上がりましょ!スポンジ御殿建ててやりましょう!

ど〜も〜!人材で〜す!