第七十七話 信じられない話

ふと思い出した信じられへんことを書こう。

ボクの友人にケイゾウ君て人がいてるんですけど、
友達の飼ってる犬を、半年くらいですかね、

ネコやと思ってたんです。

え〜!信じられへん!
確かに小さい室内犬です、
しかし、しかしですよ、
ネコと間違えますかね!
だいたいですよ、ケイゾウ君がその家行ったら、その犬、

おもいっきり「ワン!」言うてましたしね!

言い訳できひんでしょ〜!
おもくそ「ワン!」言われてるのに!
騒然ですよ、そんなもん、
ザワザワしますよ、そりゃもう。
鳥が一斉に飛び立ちますよ、バタバタバタ〜!言うて。
隣近所の電気が一斉につきますよ、パチパチパチ〜!言うて。

これまた思い出したんですけど、
友人の沢田くんを自転車の後ろに乗せてた時の事なんですけど、
突然、沢田くんが怯えだしたんです。

「なんか後ろからヒュルル〜ヒュルル〜って聞こえるんですけど・・・・オバケですかねぇ・・・」

言うて、怯えだしたんです。
パってうしろ振り向いたら、

沢田くんのカバンのヒモがずっと後輪に当たってるやん・・・

沢田くん、沢田くん、このヒュルル〜は沢田くん発信のヒュルル〜やで。
ほんでオバケて・・・
だいぶ古風な効果音出してくるオバケやで・・・。

絶対このタイプのオバケや。
ヒュ〜ドロドロ〜。
帰ってね〜!