第九十話 女心と秋の空

ボク、出歩く時って基本徒歩やねん。
一時間くらいの距離やったら徒歩移動やねん、
それは失業中の悲しい習性が完全に身についてしまった結果やねんけど。
時間はあるけど金はない、
片道二百円かかるんやったら、
一時間くらい歩いてコンビニでビールでも買いたいってゆう。

昨日ですわ、
昨日も電車賃二百円ケチって歩いとったんスわ、
真ん中あたりでどしゃ降り、
雨がブッワ〜降りだしまして、
遅刻できひん用事やったんでね、
買いましたよ!
傘買いましたよ!
四百円の傘買いましたよ!

二百円ケチったばっかりに!

もう、とっても悔しい、
こんなことなら家でもうちょいゴロゴロして電車乗ったらよかったわ!
二百円ケチって四百円の出費ですよ!
アホ!おれのアホ!
ほんでやね、5分とせえへんうちにやね、

雨あがりやがった・・・

ナンボ返しに行ったろかと思ったことか!
ナンボこの傘を返しに行ったろかと思ったことか!
もうね、なんやったらレジで並んでる時にすでにやみそうやったんスよ、
(あれ・・・なんか雲行きがあやしいぞ)って思ってたんです、
いや、ホンマの雲行きの方はよくなりつつあったんですよ、
ここでいう『雲行きがあやしい』っていうのは、
せっかく傘買おうとしているのに雲行きの方がよくなってきてる、
もう次ボクがレジの番やん、
買ってしまっては取り返しがつかへん、
これは雲行きがあやしいな〜、
いや、ホンマの雲行きの方は、
お空の雲行きの方はよくなってきてるんですけど、

ええ〜い、ややこしい!

わかるやん、
話の流れでわかるやん、
みなまで言わないかんかね!
1から10まで言わないかんかね!
4から8くらいまででわかってほしいわ!
4から8くらいまででわかってくれる皆さんであってほしいわ!

いや、もうね、
おかしなもんで、
(雨、やむな!雨ここでやむな!) ですよ。
着くまでやんでくれるな、です。
雨降りだした時はあんなに憂鬱やったのに、
親のかたきのような雨やったのに、
今じゃ完全に雨の肩を持ってるわ、

(雨に肩があるとかないとか、そうゆうことを問題にする人は家にあるハンガーの角度が全部なで肩になってしまえ!いくら服かけてもスルスル落ちてしまえ!・・・すいません、取り乱しました。)

子供のころ、
朝調子わるくて学校休んだものの、
病院行くってなったらなんか熱も下がってきて、
オタオタした事を思いだしました。
(いや、ホンマに!ホンマに朝はしんどかったし熱もあってん、うわっ、もう37度2分まで下がってきてる、38度あったのに・・・! なんとか37度台はキープしたい・・・!)
ってゆう複雑な子ども心・・・が、これは余談。

女心と秋の空ですか。
変わりやすいです、気つけましょ。
いや、女心もここまで変わりやすいことない。
これです、『秋の空と日本の総理大臣』
こんなんどうでしょ。

(ほら、コロコロ変わるでしょ、これまたチクッと風刺の聞いた仕上がりでね、よっ社会派!社会派だね、松井くん!なに?そんな感じ?その路線でいっちゃう感じ?)

大丈夫、行っちゃわない感じです。
チンポコ、ポコポコ・・・ポコニャ〜〜〜ン!
(なんやそれ)