第128話 たとえばこんな大晦日

もうね、何がアカンてね、大晦日に風邪ひいたらイチバンあきませんわ。
バッチリ風邪ひきましてね、風邪。
梅田でライブやったんですけど、
自分のライブ終ってずっと楽屋で寝てましたわ。

そして桜川春子の時に2回ゲロ吐きました。

体調からくるものなのか、
それとも外からくるものなのか。
だいぶ外的要因が強かったように思います。
ホンマしんどくて楽屋でずっと寝てたんですけど、
女の人が思いっきり着替えだしたんですわ、
やっぱみんなロックのヒトなんでね、
病人一人おっても気にせず着替えはるんでしょうな。
しんどかったんですけど、

思いっきり見たりました。

眠い目こすって。
(こすっていたのは目だけです、これはホンマに!ソレは絶対あかんから!目以外こすったらソレはホンマにあかんから!)
ほんでまた寝たんですけども豊川座敷くんに起こされまして。

「松井くん、気持ちよさそうに枕にしてるのん、ボクのギターや・・・」

あかん、これは絶対あかん。
刀が武士の魂ならば、ギターはロックンローラーの魂なわけやから。
時代が時代ならばボクは斬り捨てられてましたよ。
まぁ、時代が時代なんでイヤな顔一つですみましたが・・・。
(ホンマすんませんでした)
ここでやっと気づきまして。
あっ、これはボク、とってもジャマになっているぞ〜つって。
ここで帰ってしまうのはとても駄目な年越しになってしまいそうやったんですけども、
迷惑だけはかけたらアカンとおもいなおし帰りました。
堺筋線に乗ってね。
帰りましたよ。
扇町南森町→北浜→堺筋本町(ここで中央線に乗り換え)→森ノ宮
ってゆうルートで帰ったんですけども。

なんと北浜あたりで体調良くなってきまして。

わからない、
自分の身体のことが一番わからない。
ほんでどんな年越しやったかと言うとですね、
思いっきりどんべえ食べてましたわ。
今まさに2012年!ってゆうその瞬間、まさにどんべぇ食べてましたわ。
どこのジジィやねん、
年越しそばってゆうようわからへん文化をおもいっきし地でいってましたね。
どんべぇの湯沸かしてる時一緒に玉子入れて温泉玉子を作るってゆう小細工までほどこして。
(しかし日本人て何かとそばを食べたがる民族ですな。なんやねん、引越しそばて。)
もちろん思ってますよ。

もう一回やり直したいぜ、大晦日

ってね。