第164話 広島遠征記 2

5月19日8時40分。
雲ひとつない、快晴だ。
しかし来ない、上田が来ない。
今日は上田のおじさんの車に乗って広島へ行くのだ。


(上田のおじさん38歳)

こうへんなぁ、
集合は8時やで、
もう約束の時間を40分も過ぎとんねん、
今まで色んなものを待ってきたけども、
上田くんを待つ40分がこんなにも長く感じるとは。
40分てどんな時間かわかります?
たとえ話をします。
ボクがお米ならばもうふっくらと炊きあがっている、そんな時間やで。
ただボクはお米ではないのでふっくら炊きあがったりはしてませんがね。
もっと言うならば、
ボクが野球やったとするやん、
ほなもう三回の表の攻撃が始まっているよ、
何事かが起こりそうな、そんな予感が漂っているよ、球場全体にね。
ただボクは野球ではないので三回の表の攻撃も始まってなければ、
何事も起こりそうにないですけど。
ボクがたとえば梅田発の阪急電車やとするやん、
ほな、もう河原町についているよ、
ただボクは梅田発の阪急電車ではいので未だ三ノ宮のファミリーマート前ですがね!

遅刻する人、ボク信用できひん!

ボクは遅刻する人のこと信用できひん、
遅刻ってホンマに周りに迷惑かけますし、
周りの信用も無くしますよ、
なんなんですかね、なめてるんでしょうか、
バンドのことなめてるんでしょうか、
仕事でね、連絡なしに40分遅刻します?
そんなんしたら速攻クビですよ、
仕事でそんなことしたら速攻で、

クビになりましたよ!

ボクは遅刻でバイトをクビになりましたよ!
いや、正確に言うと速攻ではありませんでした、
遅刻しすぎてクビになりました。
悲しい過去です。
次はアカンぞ、次はもうクビを覚悟しとけよ、もうかばわれへん、
って言われてたんですが、
言われてから4回目くらいの遅刻でバッサリいかれました。
起きれませんでした。

だって起きられへんかったんやもん!

布団に入る前はそんなもん起きる気満々ですよ、
起きるぞ〜、明日も起きるぞ〜、ってなもんですよ、
でも起きれへんかったんやもん!
そして京都を離れたわけですよ。
しかし、バイトをクビになったおかげで出会えた人もいるわけやないですか、
バイトをクビになって大阪に来て出会えた人もいるわけですよ、
ボクは人生において一番大切なものて出会いやと思うんです。
大阪にきてないと出会えなかった人、仲良くなれなかった人がいてますから。
ホンマに出会えてよかったなぁ・・・えっと・・・
出会えてよかったですよ、えっと・・・ほら・・・
色々いてるんですよ、えっとね・・・出会えてよか・・・


(ダイア〜ン・・・zzz)

京都に帰りたい!


※広島遠征記、ちょっと書けそうにないです。
まだ車にも乗ってないですが、断念しつつあります。
でもホンマに楽しい遠征やった、ってゆうことだけを記しておきたいと思います。
広島最高!