第200話 フローズン生


(左ルンペン、右ややルンペン)

フローズン生を飲みに行った。
今巷で流行のフローズン生。
フリーゼフリーゼという西梅田のオシャレスポット。

大丈夫かなぁ・・・。

ボクもあまり人の事を言えた身なりじゃないんですが、
左の人ホンマもんじゃないっすか、
誰も言い訳できへん、
どこに出しても恥ずかしいガチガチのルンペンじゃないっすか。

そうこうしてるうちにキチュウさんがやってきたんですが、
ホンマにボク目疑いましたわ。
この目を疑いました。
なんと、キチュウさんテンガのコスプレでやってきたんです。

テンガのコスプレ。

ここはフリーゼフリーゼですよ、
仕事帰りのOLやらがわんさかいてるんです、
そんなところでテンガのコスプレはやめてください!


(イエ〜イ!ダイア〜ン!)

あぁ、でもみんなでこうして生ビールを飲んで、
なんか夏いなぁ、夏い感じやなぁ、
ホンマに夏ってあっとゆう間やから心して夏らないとあかんのよ。
ボクは、ホンマにこの夏という季節が大好きで・・・

たつ兄「なぁなぁ、洋ちゃん、今度二人でプールいこうや〜!」


(プールに行こう!)

おっと、この夏一番心踊らへんお誘いが!

うわ〜、どうしよ、全然行きたくないわ!
たつ兄と二人でプールとかホンマに心踊らへんわ、
どのくらい心踊らへんか言うたら、
王将のチャーハンについてくるスープくらい心踊らへんわ、
あんなやっつけないわ。
たつ兄と行くプールに何の興味も持たれへんわ、
セミの一生』の次に興味ないわ、
ということは、それはもう、世の中で二番目に興味がないってことやわ。
もう、なんやろ、理不尽やわ、
こんなお誘いしてくるなんて心踊るとか踊らへんとか、
興味があるとかないとか超えてもはや理不尽やわ、
どれくらい理不尽か言うたら、
夏の甲子園に合わせてPL学園が助っ人外国人を留学させてくるくらい理不尽やわ。


(ブライアント君 17歳)

たつ兄、プールには行きません。

(よっしゃ、ハキハキ言えた〜)