第206話 寝屋川少年愚連隊 2 〜クソみたいなパイセン編〜

「なんや、オマエ童貞かいな!」

ペヨーテ(というバー)の夜は更けて、
甲殻類(というバンド)のカシワとカトウがやってきた。
カシワは絶賛童貞中だ。
そしてあうんさん・すぅじぃの絶好調も続いている。


(絶好調あうんさん、38回目の夏、甲殻類カシワと抱擁。)

あうんさん・すぅじぃと甲殻類カシワのロック問答が始まった。

すぅじぃ「ロックとソウルの違いてなにかわかるか?」
カシワ 「う〜ん・・・・反骨心ですか?」
すぅじぃ「反骨心はロックにもソウルにも共通やろ、もうちょい考えてみろや」
カシワ 「う〜ん・・・・」
すぅじぃ「わからへんのか?」

カシワ 「・・・反骨心?」

二回言っちゃたよ。
おいおい、二回言っちゃったぜ。

すぅじぃ「だからソレは共通やて!」
カシワ 「す、すみません・・・」
すぅじぃ「謝んな、ヒントや、ソウルはセックスや、わかるか?ほなロックはなんやねん」
カシワ 「う〜ん・・・」
すぅじぃ「わからへんか?」

カシワ 「・・・セ、セックス?」


(うしろでカトーも唖然)

マジか!

だから、ソレはソウルやねんて!
すぅじぃも相当めんどくさいパイセンやけども、
カシワ、オマエも相当頭の弱い後輩やな!
アホすぎるわ、
アホすぎるやろ!

すぅじぃ「ロックはオナニーやろ!」


(わかるか、カシワ!)

それもわからんわ!

そう言うんやろなぁとおもたけど、
それもなんかわかりずらいわ!
ホンマに人の金で酒飲みながら年下のバンドマン見つけて、
ようわからん議論ふっかけて・・・
あぁ、めんどくさい!
もうめんどくさいってゆうか、普通にくさいわ!
まぁ、甲殻類のお二人さん、
こんなん言うてますけどね、
この人、学生時代こんなんでしたからね。


(あうんさんくん、童貞時代)

アスパラガスではない?