第216話 たつ兄からの手紙

たつ兄からメールで写真が送られてきた。
夏を弔う会@近江舞子の写真だ。
「昨日は幹事おつかれ!」
というメッセージとともに。
送られてきた写真がこれだ。

・・・なんやねん

大きな外人さんのお尻の写真、なんやねん。
オマエ、なんやねん。
これ、近江舞子におったゲイの外人のカップルの片割れのバックショットやん。
ほんで遠くにボクとヒガシくんが歩いてるんやけど、
この外人、ムッチャ見てるやん、ボクとヒガシくんのことムッチャ見てるやん。
ムッチャいややわ〜、
ほんでボク知ってんねん、
この手前の茂みで隠れてるけど、
もう一人同じサイズの外人が転がってんねん、
ボク知ってんねん、
なんなん、なんでこの写真なん?
なんでこの写真送ってきたん?
なぁなぁ、他のやつは?
なぁなぁ、なぁなぁ?

その後、なぜかボクとたつ兄の夏の思い出写真集みたいなのが次々と送られてきました。




・・・なんやねん

言い訳できひんやん、
言い訳できひん、ゲイっぷりやん、
ゲイ以外のなにものでもないやん。
一枚目のやつなんてたつ兄興奮しすぎて、指入ってもうたあるやん。
いつの間に撮ってんてゆう写真ばっかしやん。
「ハイ、チーズ!」みたいなん一枚しかないやん、
最後のやけど、オレむっちゃイヤがってるやん、
謝ってぇや。