第222話 アニメーションズ
アニメーションズが久々にライブするというので行ってきた。
アニメーションズがライブをしなくなって4、5年だろうか。
その間に奇妙くんはトラベルスイング楽団で一躍人気者やし、
上田くんとボクはサヨナラバイバイズを作った。
それはそれは鳴かず飛ばずだ。
もう少し鳴いたり飛んだりしてもいいんじゃないかなって思うわけですが。
しかし、アニメーションズのライブは本当に久しぶりで、当日もたくさんの人が集まった。
こうやって四人がまた同じステージに立つ日が来るなんて。
感慨もひとしおである。
ギターの生島くんが結婚してライブが出来る状況じゃなくなり、アニメーションズの活動は休止した。
奇妙くんと上田くんはギリギリボーイズと名乗って何度かアニメーションズの曲を演奏した。
「アニメーションズて言うてやったほうがお客もくるんちゃう?」なんて言ったりもしたけど、
だけど二人は頑なだった。
待っていたんだ、また四人揃ってステージに立つ日を。
四人揃ってアニメーションズ。
そしてこの日がやってきた。
梅田シャングリラの幕があがる。
奇妙くんがシャウトし、生島くんのエレキがうなり、上田くんのベースがグルーヴを生み、そしてKTRのドラムが・・・
あれ・・?KTRは・・・?
なんと、KTR欠席!
大事な日にKTR欠席!
あれ?よう見たら客席におるやん、
KTRパイセン客席にいらっしゃるやん。
「どうしたんすか、パイセン、なんで出てないんすか?」
「いや、オレ・・・誘われへんかってん・・・スタジオ・・・」
アニメーションズなのに!
カウントされてなかった!
四人揃わずともアニメーションズやった!
そういえば、KTRと飲んでる時に奇妙くん呼んだら、
「KTR・・・?知らんなぁ」
って言うてた!
ムッチャ嫌われてるやん〜、
「その人帰ったらいこかな」って言うてた、
どうゆうとこがアカンのか、
パイセンのどうゆうとこがアカンのか考えてみましょか、
ちょっとある日のKTRパイセンの1日を写真で振り返ってみたいんですけども、
ちょっと怖いんで写真だけで勘弁してほしいんですけど、
ボクまで大火傷する可能性大なんでコメントは控えさせていただくわけなんですが、
パイセンのある一日がこれだ、
シェキナベイベーはダメだって言ったじゃん!
シェキナベイベーにだけは手を出したらダメだって!
言ってたよね、
フリーザとシェキナベイビーには手を出すなって、
この人言ってたよね!
ほら、関東弁出てきてもうたやん、
アレしすぎて松井くん東の言葉喋ってもうてるやん、
アカンねんて、
政治と宗教と内田裕也はタブーやねんて、
なに?なになん?どうゆう一日なん?
もう一回振り返ってみましょ、
買い物してる内田裕也を見つけて記念撮影して、
トンチか!
ようわからんわ!
どんなミラクルなデイズやねん!
どう解釈したらエエねん、
(すごいアディダスやし。)
ほんでサインもろてるTシャツやねんけど、もうすでに誰かのサイン書いてあるがな、
「ここに書いてください」って言うてる右胸に誰かのサインはいっとる、よう怒られへんかったな、
ってゆうか、
この人はいっつも会議室みたいなとこでライブしてんのか??
こうゆうとこやで、
こうゆうとこがアニメーションズにカウントされへんやや大きめの要因の一つやねんて。
わかります?
パイセン、わかりました?
はい、スリーアウトやから帰ってね〜