第348話 礼金

来週引っ越しをする。
(森ノ宮から玉造へ。)
引っ越しするにあたってお金がいっぱいかかるわけですが、
あの、礼金っていうシステム、あれは一体なんなんすか?
敷金はわかるねん、
敷金は納得できる。
あれは、家賃滞納したり、物を壊したりした時の保証やと聞き覚えております。
礼金
Wikipediaによりますと、

1.賃貸借契約締結への謝礼、
2.賃料の前払い、
3.退去後の空室期間に賃料が得られないことへの補償、
4.自然損耗に関する原状回復費用など

(うわ〜〜、言いたいことだらけや〜〜)

まず①賃貸借契約締結への謝礼について。


借りた方だけ「ありがとうございます」ちゃうやろ!


完全にギブアンドテイクやと思うねん、
賃貸契約って。
貸していただいてます、やし、
借りていただいてます、
ちゃうんかい、
TSUTAYA行ったかてそうやで、
レンタル料以外に金取りますか?
礼金などと言いますか?
言いません。

②賃料の前払いについて。


ほな、家賃払わへんぞ!


その分の家賃払わへんぞ、
前払いってそうゆうことや!


③退去後の空室期間に賃料が得られないことへの補償について。


そんなもん知らんわ!


ナニを言うとんねん、
なんで、オレが出て行ってからの家賃をオレが補償しなあかんねん、
頭おかしいんか!
なんのために1ヶ月前に退去手続きしとんねん、甘えんな!


④自然損耗に関する原状回復費用などについて。


それ、敷金やろ!それが敷金や!


と、文句しかないわけです。
そして、この礼金についての文句を桜川春子さんにぶつけたんです。
大家でも不動産でもない、一介のトンカツ丸である桜川春子さんにぶつけたんです。
桜川春子さん、さすがでした。
春子さんなりの解釈をお話してくれました。
ブヒブヒ言いながら。



(セクシーな金髪のお姉さんだ!)




(お化けやった〜〜!タートルネック着ろ〜〜!)



松井よ、敷金っていうのは大家にとっての保険や、ブヒっ、
翻って礼金って言うのはな、ブヒっ、
謂わば、ブヒっ、借りる側の、ブヒっ保険や、ブヒっ。

(ブヒブヒうるさいのでブヒブヒの部分割愛します。)

どうゆうことかって言うたらな、
礼金って高いやろ、何十万もするやろ、
そのハードルを越えてきたものだけが住んでる物件てことやねん、
なっ、そう考えるとちょっと安心感あるやろ、
わたしもな、昔は礼金ないようなとこ住んでたよ、
やっぱりおかしなやつ住んでたなぁ・・・
だから、もうそんなんはイヤやから、
最初に少し金積んでも安心を買うてるわけや。


なるほどなるほど、
そうゆう解釈もあるんですね、
確かにそうやなぁ、
ある程度ハードル高い物件てことやもんなぁ、
礼金で安心を買ってるわけですね、
なるほど、なるほど。
さすが、春子さん!

ところで、オマエも礼金払ってるんやんな?




(目を開けたまま気絶中。うっすら微笑む口元が不気味)



そうなってくると話がだいぶん変わってくるんですけども。
だって、オマエも礼金はろてるねんやんな?
オマエが越えられるハードルってことなんやんな?
いや、くぐってきたのかな?
ドッチにしろ礼金はろて安心買うたつもりで、


オマエも住んでる可能性あるんやんな?




(目を開けたまま気絶中。うっすら微笑む口元が不気味)


そして、この人もたまに遊びにくるんですよね?





話が随分ちがうじゃねえか!