第378話 二色浜視察記 追記
あの夏の日から早二週間。
相変わらず大阪の夏は暑い。
夏が夏であるうちに夏の思い出を追記。
二色浜には温泉がありまして、スーパー銭湯になっております。
私達は海水浴のあとスーパー銭湯にいた。
そのすごくリーズナブル(入湯料600円)な温泉『虹の湯』で事件は起きた。
なんだか木村くんが怒っている。
どないしたん?
「ざけんじゃねえぞ、おれはオカマじゃねんだよ!」
なんだか、地元の中学生にからかわれちゃったんだって。
オカマがいんぞ〜つって。
でも木村、オマイもよくねかったんじゃねぇのか、
ほら、オマイはよ、なんだかたたずまいがよ、人魚姫なわけじゃないですか、
人魚姫のおじさんなわけじゃないですか、
やっぱりよ、それはよ、よくねぇぜ。
お姉さん座りだしさ。
からかわれちゃったりもしちゃう感じになっちゃったりしちゃうんじゃねぇかな。
しかも木村、オマイはよ、あちいの苦手じゃないですか、
人魚姫みたいなたたずまいで、フゥフゥ言いながら?
汗をふきふき、アチィアチィって?
それは、オマイ、よくねぇぜ。
「バカ!おれはそんなんじゃねぇよ!てめえがそういう事を世界にむけて見境なしに発信しちゃうから風評被害受けてんだよ!おれはこんなだ!いつだってこんな感じだっつうの!」
山岡鉄舟先生じゃないですか。
(山岡鉄舟先生がどんな方だったかってのは皆さんでお調べください。男の中の男、山岡鉄舟先生、尊敬しております。)
そうなんですね、
ボクもよくねえのかなって思います。
やはりボクもサービス精神と言いますか・・・
塩コショウを多目にふることがあると申しますか・・・
少し木村くんのイメージを作ってしまっている感は否めないのかもしれません。
木村くん、本当はオカマなんかじゃないですし、
なんなら血の気も多い、どちらかというと、
男らしい一面もあ・・・
言い訳できねえだろう。
海入って疲れちったかもしれねえけどもだ。
その頬杖の感じなんかは言い訳できねえだろう。
ちなみに木村くんの今好きな芸能人誰でしたっけ?
「武井壮さんと、ikkoさんだろうが!」
だから、言い訳できねえって。