第408話 四天王の日々 1

2月になった。
レコーディングとジャケット作成等を並行して行う四天王。
仕切りは専らジャガイモ丸。



(うんこなう→KTR)



わたしたちは未来にいる者である。
このラインの時間軸を飛び越え未来から傍観している。
だから知っているのだ。
伏線は張られていた。
ジャガイモ丸が蒸しイモ(ふかしいも)になりおかゆちゃんが、お米に還るのは、
そう、もう少しあとのことである・・・。

おかゆちゃん多忙のためスケジュール調整に時間のかかる四天王であったが無事撮影の日取りが決まりひと安心。
次はコンセプトを決める。
ここでもジャガイモ丸主導のもと話はすすむ。





清水あつし「薔薇にします」




(薔薇にすんだって・・・)


オマエ、話聞いてた?


ちゃうやん、
ほにゃらら四天王っていうコンセプトな、
わかりやすく、言うてくれたはるやん、ジャガイモが。
フルーツ四天王なら〜とか言うて。
なんなん?薔薇て。
「薔薇にします(キリっ)」
ちゃうちゃう、そうじゃなくて!
赤いバラ、黒いバラ、青いバラ・・・とか持ってくんの?
ちゃうって、そうじゃないねんって。
例えば、ジャガイモ四天王でいくなら、
フライドポテト、ポテトサラダ、肉じゃが、ポテトチップスとか持ってくんねん、
そう言うたはるねん、このジャガイモは。



薔薇持ってきてどないすんねん。


ちゃんとしよ。
一旦ちゃんとしよ。



清水くんはわかってくれたみたいやわ、
そして、おかゆ
なんでやねん、なんで一人、四つ持つねん!
どうも、ボクはねフルーツ四天王を持ってきたんですよ、
右手にオレンジ、左手にリンゴ、右わきにイチゴ、左の人差し指と中指の間にキウイをね、こうやって持ちましてね、はい、チーズ!
アホか!
どこかかぶれるわ!
それは知らんけど。
四人が1パターンずつ持ってくんねん、
そしてそのなんらかの四天王(四つあるやろ)をひとり一つ持つねん。
前述のフルーツ四天王なら、

オレンジ→大野くん
リンゴ→清水くん
イチゴ→おかゆちゃん
キウイ→KTRさん

こんな感じ。
それやったら4パターンとれるやろ?
あとでエエの選んでもエエし、それぞれなんかに使ってもええし・・・。
ほんまたのむわ、こっちもしんどいわ。

そっ、そっ、そっ、おかゆちゃん。
わかってきた!
ただ、ものまね四天王をどうやって持ってくるか、
そしてどうやって持つか、
ってゆうのは次の課題として。
大きめの課題として!



加藤、オマエの脳みそは豆腐なんか、
なんで金メダルやねん、
四つ持ってこい言うとんねん、
それともこうか?
これはソウル五輪の時の金メダル、これはアトランタ、これは北京、そしてこれは長野のなんですよ、ってか?
違いわかるか!
ってゆうか、持ってへんやろ!
1000歩譲って、メダルを持ってきたとして。
金、銀、銅・・・・

三つやないか!




(加藤、てめえは恐竜からやり直せ)

(続く)