第418話 引退

「引退かも・・・スロータイムコミュニケーション・・・」




(逃げろ〜〜)



なんですって?




※スロータイムコミュニケーションとは・・・サンデーカミデが主催する平日isビューティフルなパーティーである。二カ月に一回開催されていて、松井くんもレギュラーで出演してます。加藤さんはスロータイム四天王のひとりです。




朝、ジョブ場でコーヒーを飲んでいると加藤さんが深刻な顔をしていたので軽くからかってやろうと声をかけると、
なんだか本当に深刻そうな話だったので事情聴取にうつりました。




こないだのラブソファ(というイベント)ではサンデーさんが忙しすぎて、
結局、話は出来ずじまい。
「また、話聞くわ」とサンデーさん。
そこから1週間、何の音沙汰もない加藤さんの態度にサンデーさんのジャブが放たれた、(言葉のだぞ、メールだかんな)というのが事の発端。

そして、その足で直接サンデーさんに会いにゆくのだが、(番長についてきてもらう、ひとりじゃ怖い)
サンデーさんの顔を見た途端、思考停止。




(加藤さん・・・書き直しです)




一度、「スロータイムコミュニケーション辞めます」と言ってしまう・・・も、




言ってしまうも、やっぱり辞めたくないです。って言ってしまう。



サンデーさんとしては「なに言ってんねん、こいつ・・・」なわけです。
なんやねん、辞める言うたり、辞めたくない言うたり。
どういうつもりでスロータイムコミュニケーションやっとんねん、
死ぬ気でスロータイムコミュニケーションせんかい!

(・・・死ぬ気でスロータイムコミュニケーション??)

そんな、加藤さんには話なんかないわけですよ、
そんな中途半端な加藤さんには話なんかないんです、
それでも「辞めたくない、辞めさせないでください」と食らいつく加藤さん・・・
そこでサンデーさんの提案、というか命令。



「加藤さん、署名集めてください。」



(牛タンで、ド〜〜ン)




次のスロータイムコミュニケーション、5月26日までに50人の署名を集めてください。
加藤さんのことを東心斎橋コンパスのステージで見たいという50人の署名を集めてください。
その署名を前にもう一回話をしましょう。



ここまでがボクの調査した今の加藤さんの状況です。
サンデーさんの口調はおそらく、もう少し強めやったと思います。
高校野球でいうたら大阪桐蔭くらいの強さやったと思います。








正直、加藤さんの今の状況に対して、ボクも責任を感じてるので、
2%ほど責任を感じてるので、
署名活動の方協力したいと思います。
どういう方法かはまた考えますが、
全国から署名集めます。
『加藤さん、辞めんといて署名』集めます。



(加藤さん、これ、自分で作ったんでぜ・・・泣けてくる・・・)



そして、ここからは私見を述べたいと思います。




サンデーさん、50人なんて甘えですよ、
うちの加藤は、300人の署名集めますよ!
なぁ、加藤!
300人集まらなかったら、引退だ、
ついでに人生の方も引退するっつうのもひとつの手だな、
てめぇはほっといたら署名用紙にまた架空の名前とかを書きかねねぇバカなわけだが、
今回はおれも協力すっから、バカな真似すんじゃねぇぞ!
同じ筆跡の署名300人なんて真似すんじゃねぇぞ!
次こそ、あれだぞ、首がちぎれちまうぞ!
わかったか?わかったなら行ってよし!





(バイト先で署名集めんなって)