第430話 民間療法

米に虫がわきまして。
この季節がまたきましたか。
米に虫がわくなんて事はエエ米やいう証拠なんです、
保管がよくない、いうだけで何の問題もない。
しかし、あてになれへんのが民間に伝わる対策法です。
一昨年、虫がわいた時は虫ってバジルを嫌うって聞いてバジルの葉を置いたら、


翌日バジルのうえで交尾しとるがな、虫たち・・・。



(わたしもまざりたい)


今年も鷹の爪をいれとったんですが、
鷹の爪の隣で楽しそうに遊んでました。
虫たちが。



(元気があってよろしい)



遠い夏の日。
家でカップラーメンを作っているときに熱湯をちんこにぶっかけてもうて、
ちんこ大火傷したことがあって。
たまたま(別にかかってない)お寺さんが来訪中やって、
庭に生えているアロエでちんこをグルグル巻きにされて。
「これでよし」って帰って行かはったんですが。
わたしは切に思いました。


病院に連れて行ってくれ、と。



(病は気から)


ちんこ火傷してるのにアロエ任せっていうのは、あまりにも気の毒です。
アロエに任せっきりっていうのはアロエにも荷が重いですし。
そんな悲しい歴史を繰り返してはならない。
わたし、色んな民間療法を調べてみました。
その一部をここに紹介したいと思います。



※民間療法(みんかんりょうほう)とは、古くから民間で見出され伝承されてきた方法によって行う治療法のことである[1]。戦前の昭和期から広く使われるようになった言葉で、通常医療に含まれない「療法」群を指すもので、健康術(体制の容認しない医学システムを用いた健康法で、一つの体系を持っているもの)や健康法(健康術よりずっと単純なもの)、呪術的療法をその内容とする


◆高血圧


・梅酢50ccを、お好みの量の水で割って飲みます。
梅酢はお店で売られていますが、自分でも簡単に作れます。
ビンに、青梅1Kg、氷砂糖1Kgを交互に入れます。
そこに食酢1升を入れてふたをします。1か月後にできあがりです。




「一か月後に出来上がりです」
いやいや、時間かかりすぎや、
一か月ずっとしんどいやん、
買います、梅酢。




不眠症

・キャベツの葉、数枚を水1リットルから煮ます。
お湯が半分になったら、火を止めます。
冷めるまで待ってから飲んで下さい。



おいおい、待てよ、寝たいねん、はよ寝たいねん、
キャベツの葉を煮詰めて冷めるまで待ってて・・・
火も見とかなあかんし、
そして、冷めるまでに寝れてしまいそうや、
・・・結果オーライ?うるさい。



・長ネギの白い部分を鼻に入れて寝ます。

寝れるか!
「今日もなんだか寝付けないなぁ・・・母さん、ネギの白いところを持ってきて〜」
「よしお、これは明日のみそ汁に入れようと・・・」
「母さん、でもなんだか寝付けないんだ、みそ汁には緑のところを入れて、白いところはボクの鼻に・・・」
「わかった、わかったから、よしお、早く寝ておくれよ」


寝れるか!


・この方法がきつい方は、枕元に置いて寝て下さい。

先言えや〜!


危うくよしお、ネギを鼻に詰めてしまうとこやったやないか
母さんもこれで一安心。うるさい。



◆乗り物酔い


・松葉を噛んでいると乗り物酔い防止になります。1〜2本で十分です。


大丈夫か、よしお。
いじめられへんか。
遠足のバスで気分わるなった友達がさっき浜辺で拾った松の葉しがんでたら。

大根おろしに、はちみつをかけて食べます。

大丈夫か、よしお。
そんな自由許されんのか?
遠足のバスの中でひとりだけ勝手に大根おろしにハチミツかけて食べてるやつ。
理解得られるか?



・湯のみに、しょうがをおろした汁と熱湯を入れ飲みます。


「ボクは乗り物酔いをしちゃうから、遠足の時のボクの水筒の中身はいつも熱湯なんだ。それで、気分が悪くなったら母さんがすりおろしてくれたしょうが汁を入れて飲むんだ。え?美味しくないよ・・・でもしょうがないんだ。乗り物酔いをしちゃうボクが悪いんだ。」

・濃い目の番茶に醤油を少し入れて飲みます。

「そりゃ、いじめられるよ。だってみんながカルピスとかソーダを飲んでる時にボクだけ濃いめの番茶に醤油だよ・・・でもボクは乗り物酔いをしちゃうからしょうがないんだ。」



やめたれや。



◆鼻づまり



・大根を、おろした汁を脱脂綿に付けて鼻の穴に詰めます。


「いやだよ〜!やめてくれよ〜!鼻づまりでいいよ〜!」




・ねぎの白い部分を鼻に詰めます。


「それは眠れないときのやつだよ〜!眠たくなっちゃうじゃないか!やめろ!や・・・やめろ〜〜!!」

・しょうがを、おろした汁を脱脂綿に付けて鼻の穴に詰めます。


「違うよ!それは乗り物酔いの時に飲むやつだよ!乗り物酔いのつらいボクのために母さんがしぼってくれたんだ!やめろ!鼻に入れるな!ち・違う・・・や・・やめろ〜〜〜!!」





・鼻の両サイドを、まんべんなく指圧します。非常に簡単な方法ですが、私には効果があり利用しています。


「先生はずるいや・・・ボクも指圧がよかったよ・・・見てごらんよ!ボクの鼻を!大根おろしとしょうがの汁とネギの白いとこが詰まってるじゃないか!」




(よしお)


ストップ!民間療法!