第279話 歯が痛くて、わたし

歯が痛くて、わたし。
歯がなんだか痛くなりまして、わたし。
GW明けの火曜の朝でしたでしょうか。
なんだか口が開きづらいなぁ、なんて。
なんだか頬も腫れちゃってまして、わたし。
その日は朝から働きに行きまして、
夜はペヨーテ(というバー)にてまたまた働きまして、
そのまま夜三時くらいに布団にもぐりこんだのですが、
明け方六時前に左顔面に激痛をおぼえまして飛び起きました。

「寝れるか〜〜!!」


(寝れるか〜〜!歯痛いわ〜〜!)

ちょっとデカめの声出たわ。
いやいやいや、これはおかしい!
明らかにおかしい!
とりあえず手持ちの痛み止めを飲んで朝を待ちまして、
病院へ。
ほならばあれですわ、
親知らずが生えてきていて、
そこにばい菌が入って炎症を起こしてるっていうやつでして。
(ばい菌みたいな親やったら一人ほどいてるんですが)
身体が弱ってる時とか疲れがドッとたまった時に発症するらしいです。
確かにGWムチャクチャ楽しくてムチャクチャ疲れてはいたんですが、

なぜ、歯に出るんや・・・疲れが・・・。


(なんで歯なんだよぉ、歯が痛いんだよぉ。)

なんか納得できひん。
疲れって普通、肩こったり、腰にきたりするもんやんか、
なぜ、今回は歯にきたんや。
今までどんなに疲れても歯が痛くなったりしたことないですよ、
なぜ今回に限って・・・
ここでハッと思い出すことがありまして。
いつでしたでしょうか、GWのど真ん中です。
とあるバーで飲んでまして。
そこの女の子が歯の矯正をしていたんですよね。
歯の矯正、いいじゃないですか。
しかしその女の子、なんていうんですかね、
ちょっと言いづらいなぁ・・・
ふんわりと、
オブラートに包んで言いますと、

しゃくれやねん。


(はっ、こいつ鉄也ちゃうがな)

包めへんかった〜!
またオブラートが破けてもうた、
ビリッビリやがな、
違うんです、オブラートに包んで言いたかったn・・・

しゃ〜く〜れ〜て〜る!


(誰やねん、こいつは)

間違えた!
ビブラートや、ビブラートで言うてもうた!
違うんです、そんなんじゃないんです。
話を進めます、
そのしゃくれの女の子が歯の矯正をしているのを見てボク言うてもうたんです。

「そこちゃう、そこちゃう!矯正せなあかんのはもうちょい下や!北斗の拳のやつがつけてるみたいなやつで、鉄仮面かぶって矯正せなあかん!」


(こんなやつ)

罰か〜!

当たってもうたか〜!
ごめん〜!
マジごめん〜!
謝るから〜!
痛いの痛いのとんでけ〜、
しゃくれの女のアゴに飛んでけ〜!


(飛んでっちゃえ〜)

はっ、またやってもた〜