第２４８話　サプライズでやりたい - 早生まれだから学年は一緒だね

話は先週の火曜日に飛びます。
先週の火曜日は我らがキチュウ大先輩の３８回目の誕生日やったんです。

（いいことなんか何ひとつなかった３８年でした。）

この日記を以前から読んでられる方は１０００も承知やと思うんですが、
ボクは火曜日の夜限定でペヨーテというバーでバーテンダーをしているんです。
その、火曜日に我らが大先輩のキチュウさんが誕生日やっていうたら、
そらね、パーティーのひとつくらい企画せないかんやないですか。
やっぱりやるからにはキチュウさんを驚かせたいやないですか、
サプライズでやるぞ、と。
内緒でやるぞ、と。
あの伝説の『キチュウ生誕祭　〜生まれてきてごめんなさい〜　』は、こうして開かれるに至ったわけです。
食べ物は、ボクが鍋をふるまいました。
そして一番大事な、というか、肝になるとこやと思うんですが、
どのくらいサプライズなのか、どれくらい内緒にするのか、これは悩みました。
でもやっぱりやるからには中途半端なことはしたくない！
っていうことでですね、

キチュウさんには終わるまで内緒にしました。

（ん？どういうこと？）

何言ってるかわかりませんか？
ざっくり言うてしまうと、キチュウさん呼びませんでした！
主役不在の生誕祭。
やっぱり、キチュウさんの事が苦手だって人もいるわけじゃないですか、少なからず。
結果キチュウさんには内緒にできましたし、
すごくビックリもしてもらえたと思うんで、よかったんじゃないかなって思ってます。

（呼んでよ〜）

そして、今週の火曜日（つまり今日）はバイトの後輩であり、
ペヨーテの常連でもあるけつむらさんの誕生日会を企画していたんですが、
前日がけつむらさんの誕生日なもんで、
けつむらさんの大好物のたこ焼きパーティーを企画していたんですが、
ボクはもちろんサプライズでやりたかったんですが、
ペヨーテの常連は頭がバカな人ばっかりなので、
けつむらさんのいる前で言うてしまうんです、

「たこ焼きパーティーは来週火曜やったやんな？」

なんなんでしょう。
こんなんもありました。

「あれ？たこ焼きは今日やなかったか〜」

もうね、みんなソワソワしすぎやねん、
ピンときますよ、
そりゃ、けつむらも大層なバカではありますよ、
大層なバカのけつむらさんだってね、
自分の誕生日には敏感でしょうよ。
極め付けはこれでしたね、
オーナーマスターのよしきくんのですね、

「けつむら、火曜日くるやんな？」

（来るよな）