第三十二話 土手出しルック

ちょっと町に出てたんですけどスゴいですね、
ナニがスゴい言うてね、
女子の露出がハンパないですね、
何出しルックやねん、それ!
ナニ出しルックやん、それ!

もはや土手出しルックやん!

今年はアレですか、
短パンが流行ってるんですかね、
すんごい短パン、
よう見たら、黒いの見えてんちゃいますの、
言うくらい短い。
見ますよ、それは、すっごい見ます。
もう穴があくくらい見ます、
もう穴があいている所にもう一つ深い穴があくくらい見ます。
口笛吹きながら見ます。
チンポジ直しながら見ます。
もう、心斎橋はアレですか、
万華鏡ミュージアムか!っちゅうねん!(スケベな駄洒落ですよ〜)
けしからんですよ〜!
いかんですよ〜!
しんぼうたまらんですよ〜!
あっ、怒ってませんよ、全く怒ってないです。
なんやったら上機嫌です。

何をそんな見とんねん!
見世物ちゃうねん、いやらしい!
ってか?
いやいやいや、ほな動物園行きますわ、
かわいいパンダいてますわ、
かわいい〜、言うて見ますわ、
ほなパンダが「見んといてくれへん、いやらしい」
どうですか?
見るっちゅうねん!
って話でしょ。
こちとらお金払っとんねん!
お金を払っとんねん、
とやかく言わず黒いのも白いのも見せんかい!
って話に・・・
はっ、お金は払ってないです、
そうゆう店に行ってるわけではないです、
例えばなし間違えましたわ、
ほなこうしましょ、
町を歩いてます、
ほな前から犬の散歩とはちあいました、
かわいい〜言うて見るでしょ?
見ますよね、
なんやったらかわいい〜言うて触りに行くでしょ、
ボク、あなた達のこと触りました?
触りませんよね、
見てるだけですよね、
見るくらいエエんとちゃうかい!
触ったろか!
見られんのがイヤやったらそんな土手出しルックで町うろつくなっちゅうねん!

いや、うろついてほしくないわけではないんです、
いや、いいんとちゃうかな、
土手出しでも、ナニ出しでも、
出せばいいじゃない!
ってゆう立場なんですけど、ボクは。
いや、おっしゃるのもごもっとも、
男どもがジロジロ見すぎなんですよ、
いやらしい目してジロジロ見すぎなんですよ、
ホンマに!男!ジロジロ見るなよ!
土手出しルックの女子が町からおらんくなったらどうすんねん!
コッソリ見なさい、
ボクみたいにスポーツ新聞に穴あけて、
新聞読んでるふりして見なさい。
ほら、女子怒ってないでしょ・・・

警察呼ばんとって〜!