第395話 ビュンっっ

またもや、神戸のあのバーに甲本ヒロトさんが現れた。
そして、またもや、上田くんが居合わせた。
そして今回も上田くん、ヒロトさんと会話をしたらしい。
どんな話をしたんやろ、上田くん。

ヒロトと会ったら何喋ろう、みたいな妄想、中学んときからずっとしてるやつです。
通学路で子熊を助けて、子熊が大きくなったら熊の肩に乗って学校に行って、不良に絡まれたりしても、熊が倒してくれる・・・
みたいな、レベルの妄想と同時元でしてました。

ファンです、っていうのは絶対言わんとことか。
言われ過ぎてるでしょうしね。

しかし、なんなんでしょうね、
好きな人に好きやという気持ちを伝えたいこの感情は。
好きな人とす・・・


「昆虫の話をしたで、ヒロトと」



ローリングストーンズの話じゃなくて?)


・・・え?



クワガタムシとカブトムシ、どっちが好きですか?って」




(キースとミックじゃなくて?)



・・・え?



「クワガタやって」




(クワガタの勝ち〜)



さかなクンと会ったらとりあえず魚の話をすんだろうが!



そうゆうことだろ!
ムツゴロウさんと会ったらとりあえずキリンさんの話から入るだろ!
良純だったら明日の天気、
武田鉄矢さんだったら今、殺したいやつの話、
羽賀研二さんだったら、宝石の話、
谷幸雄さんなら政治の話、
石原慎太郎さんだったら、良純の話、
インド人ならカレーの話、


甲本ヒロトさんとはロックの話、お礼儀だろうが!



(ピョ〜ン)


「ゾウムシが一番好きなんだって、ヒロト




(カブトムシは結構悪い奴らしいっす)


ありがとう!






ビュンっっ